エコツーリズムお役立ちガイド
魅力的な大人に評判の車窓観光総合サーチをオープン予告!
乗客が名門楽団員であるかどうかにかかわらず、フライトでは、「酒に酔った客」ほど迷惑な存在はない。決して広いとはいえない機内で、近くの客が酔って騒ぎはじめたら、どれだけ不快な思いをするか、簡単に想像できることだ。さらにつけ加えるなら、上空で酒を飲むと、地上で飲むときよりもずっと酔いが回りやすくなることも知っておくべきだろう。アメリカのオクラホマ航空医学研究所では、1万フィート(約3050m)上空、1万2000フィート(約3660m)上空と同じ状態に気圧を下げた部屋で飲酒し、地上における飲酒と酔いを比較する実験を行なった。それによると、飲酒後の血中アルコール濃度が、地上では血液100dl中50mgだった人が、1万フィート上空の状態では95mg、1万2000フィート上空では、さらに倍の190mgと計測されたのである。上空では気圧が低くなるため、酔いが回りやすくなるということだ。ジェット旅客機の場合、短距離の国内線でも7000?8000m、長距離の国際線なら1万1000m?1万3000mくらいの飛行高度をとっているが、機内の気圧は与圧で調整されているので、実際の機内気圧は1500?2400m上空とほぼ同じ程度の気圧である。したがって、酔いやすさは地上の2倍弱といったところだろうか。旅客機のなかでは、ほろ酔い気分を楽しむつもりが、結果は泥酔…などということにもなりかねないということである。機内でアルコールをたしなむときは、そのことも頭の片隅において、酒量は抑え気味にするのが賢明といえるだろう。